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1990年から2023年現在までのノーベル賞を分野別に一覧することで、時代に伴い変化する各分野の発展や流れ、今後の展開ついて俯瞰できるようになることを目的としています。
(加筆・確認中)

ノーベル賞の年度別一覧(1990年~2023年)

  1. ノーベル物理学賞
  2. ノーベル化学賞
  3. ノーベル生理・医学賞
  4. ノーベル経済学賞
  5. ノーベル文学賞
  6. ノーベル平和賞

ノーベル物理学賞

2023年:
ピエール・アゴスティーニ、フェレンツ・クラウス、アンヌ・リュイリエ。アト秒パルス光の開発・発展に関わり、医療や電子工学の可能性を広げたことが評価されました。

2022年:
アラン・アスペクト、ジョン・F・クローザー、アントン・ツァイリンガー。これらの研究者は、量子エンタングルメントを実験的に実証し、Bell不等式の違反を確立することで、量子情報科学の基盤を築きました。この実験的進展は、量子コンピュータや量子通信の進展に極めて重要です。

2021年:
修作・マナベ、クラウス・ハッセルマン。二人の科学者は、気候モデルの発展と地球温暖化の予測に大きな貢献をしました。特に、二人は気候変動に関する数値モデルを開発し、人間の活動が地球の気候に与える影響を明らかにしました。ジョルジョ・パリージは、物理のさまざまな領域で見られる無秩序と変動の相互作用を理解するための新しい理論的枠組みを提供しました。

2020年:
ロジャー・ペンローズ。ペンローズは一般相対性理論のもとでブラックホールの存在を数学的に予測しました。この業績は宇宙論の理解に不可欠です。ラインハルト・ゲンツェルとアンドレア・ゲズは、我々の銀河の中心に超大質量ブラックホールが存在することを実験的に実証しました。

2019年:
ジェームズ・ピーブルス。ピーブルスは、宇宙の成り立ちと進化に関する理論的な理解を深める多くの貢献をしました。ミシェル・マイヨールとディディエ・ケロズは、太陽に似た星の周りに回る初の系外惑星を発見し、惑星の存在の可能性を広げました。

2018年:
アーサー・アシュキン。アシュキンは、光の力を利用して微小な物体を操作する「光学ツィーザー」の発明者として知られます。この技術は、生物学的研究に革命をもたらしました。ジェラール・ムルーとドナ・ストリックランドは、高強度の超短パルス光の生成技術を開発し、レーザー科学の新たな領域を切り開きました。

2017年:
ライナー・ワイス、バリー・C・バリッシュ、キップ・S・ソーン。これらの研究者は、宇宙の重力波を直接検出するための装置、LIGOの開発と成功を背景にしています。この発見は、一般相対性理論の実験的確認と宇宙の観測方法の新たな節目を意味します。

2016年:
デイヴィッド・J・サレス、F・ダンカン・M・ハルデーン、J・マイケル・コスタリッツ。彼らの研究は、トポロジーという数学的概念を物質の性質に応用し、新しい物質の相や、特異的な性質を持つ物質の存在を予測しました。この業績は、固体物理学の新しい領域を開拓しました。

2015年:
トシヒデ・カジタ、アーサー・B・マクドナルド。彼らはニュートリノに質量があることを実験的に示しました。この発見は、粒子物理学の標準模型を越える新しい物理の存在を示唆しています。

2014年:
イサム・アカサキ、広末洋一、青山浩。青、赤、緑の発光ダイオード (LED) を開発した功績が認められました。特に青色LEDの開発は、エネルギー効率の良い照明技術の実現に寄与しました。

2013年:
フランソワ・アングレール、ピーター・ヒッグス。彼らはヒッグス粒子の理論的予測と、その存在の確認に関する研究が評価されました。ヒッグス粒子の発見は、粒子物理学の標準模型の最後の欠片としての役割を果たしました。

2012年:
セルゲイ・ハロショ、デビッド・J・ウィンランド。彼らは個々の粒子の量子的状態を測定・操作するための革新的な方法を開発しました。これは、量子コンピュータの実現へのステップとして重要です。

2011年:
サウル・ペルルマッター、ブライアン・P・シュミット、アダム・G・リース。これらの研究者は、宇宙の加速膨張を観測することで、ダークエネルギーの存在を示唆する発見をしました。

2010年:
アンドレイ・ゲイム、コンスタンチン・ノボセロフ。2人の研究者は、単一の原子層からなる二次元物質グラフェンの革新的な実験を行いました。グラフェンはその特異な電子的性質と機械的強度で注目されています。

2009年:
チャールズ・カオ。彼は光ファイバー技術の基礎を築き、現代の通信技術の発展に貢献しました。ウィリアード・ボイルとジョージ・スミスは、デジタルカメラのセンサーとして広く使用されるCCDイメージセンサーの発明により受賞しました。

2008年:
吉野彰、ジョン・グッドイナフ、M・スタンリー・ウィッティンガム。彼らはリチウムイオン電池の開発に関する貢献が評価されました。リチウムイオン電池は、現代のポータブル電子機器や電気車の動力源として不可欠です。

2007年:
アルベール・フェール、ピーター・グリューンベルク。彼らは巨大磁気抵抗(GMR)効果を発見しました。この効果は、現代のハードディスクドライブの読み取りヘッド技術の基盤となっています。

2006年:
ジョン・マザーリー、ジョージ・スムート。彼らは宇宙のマイクロ波背景放射を詳細に調査し、ビッグバン理論の確立に貢献しました。

2005年:
ロイ・グラバー、ジョン・L・ホール、テオドール・W・ヘンシュ。彼らは精密な光周波数コム技術の開発を通じて、光の色を非常に高い精度で測定する方法を革新しました。

2004年:
デビッド・J・グロス、ヒュー・D・ポリッツァー、フランク・ウィルチェック。彼らは量子色力学の発展に関する貢献が評価されました。これは、強い力の理論としての役割を果たしています。

2003年:
アレクセイ・アブリコソフ、ヴィタリー・ギンズブルク、アンソニー・レギット。彼らは超伝導および超流動に関する理論的業績が評価されました。

2002年:
レイモンド・デービスJr、岡田益男。彼らは宇宙からのニュートリノを検出する実験を行いました。リカルド・ジャコーニは、宇宙のX線源の発見に関して受賞しました。

2001年:
エリック・コーネル、ウォルフガング・ケターレ、カール・ワイマン。彼らはボース=アインシュタイン凝縮の実験的実現に関する業績が評価されました。これは、超低温下での量子現象の新しい形態を示すものです。

2000年:
ジョレス・アルフョロフ、ハーバート・クレーマー、ジャック・キルビー。彼らは情報技術の基盤となる半導体ヘテロ構造と統合回路の発明・開発に関する業績が評価されました。

1999年:
ジェラルド・テュフト、マーチン・フェルトマン。彼らは粒子物理学における量子電磁力学と量子色力学の構造に関する業績が評価されました。

1998年:
ロバート・B・ロフリッチ、ホルガー・ベックニール、ダニエル・C・シュリーマン。彼らは超伝導材料とフェロマグネット材料の電子構造に関する業績が評価されました。

1997年:
スティーヴン・チュー、クロード・コーエン=タヌージ、ウィリアム・D・フィリップス。彼らはレーザー冷却と原子の捕獲技術を開発しました。

1996年:
ダグラス・オシャロフ、ダビッド・リー、ロバート・リチャードソン。彼らはヘリウム3の超流動性の発見に関して受賞しました。

1995年:
マーチン・パール、フレデリック・ラインズ。彼らはトータンというニュートリノの存在を証明しました。

1994年:
ベルトラン・I・ハラチ、クリフォード・G・シュール。彼らは多体問題の量子システムの理論的方法を開発しました。ジョン・ホプフィールドは神経ネットワークの過程に関する業績で受賞しました。

1993年:
ラッセル・A・ヘュール、ジョセフ・H・テイラーJr。彼らは二重中性子星の軌道の減少から一般相対性理論の予測する放射によるエネルギー放出を導き出しました。

1992年:
ジョルジュ・シャルパック、ジャン・シャルヴィン、レオン・M・レーダーマン、メルヴィン・シュワーツ、ジャック・スタインベルガー。彼らは粒子検出器やニュートリノの性質に関する業績が評価されました。

1991年:
ピエール=ジル・ド・ジェンヌ。彼は液晶や高分子の秩序構造の発見に関する業績で受賞しました。

1990年:
ジェローム・I・フリードマン、ヘンリー・W・ケンダル、リチャード・E・テイラー。彼らはクォークを確認する実験を行いました。


ノーベル化学賞

2023年:
受賞者: ムーンギ・G・バウェンディ(マサチューセッツ工科大学)、ルイス・E・ブラス(コロンビア大学)、アレクセイ・I・エキモフ(ナノクリスタルズ・テクノロジー社)
受賞理由: 量子ドットの発見と合成に関する業績
インパクト: 量子ドットは、特定の波長の光を発光・吸収する性質を持ち、これによりLEDディスプレイ、太陽電池、バイオイメージングなど、多くの分野での新しい技術の開発が促進されています。この発見は、物質の新しい性質を発見し、それを技術応用につなげる力を示しています。

2022年:
受賞者: バリー・シャープレス(スクリプス研究所)、モーテン・メルダル(コペンハーゲン大学)、キャロライン・ベルトッツィ(スタンフォード大学)
受賞理由: クリックケミストリーと生体直交化学の開発に関する業績
インパクト: これらの化学手法は、分子の合成と修飾を迅速かつ特異的に行うことを可能とし、薬物研究やバイオマーカーの開発など多岐にわたる領域での応用が期待されています。

2021年:
受賞者: ベンジャミン・リスト、デビッド・W・C・マクミラン
受賞理由: アシンメトリックな有機触媒反応における業績
インパクト: この研究により、新しい薬物や化学物質の開発が容易となり、化学産業の持続可能性と効率性が向上しました。

2020年:
受賞者: エマニュエル・シャルパンティエ、ジェニファー・ア・ドゥードナ
受賞理由: クリスパー/Cas9遺伝子編集技術の開発
インパクト: この技術は、遺伝子編集の分野を革命化し、疾患の治療や生物学的研究に新たな可能性をもたらしました。

2019年:
受賞者: ジョン・B・グッドイナフ、M・スタンリー・ウィッティンガム、吉野彰
受賞理由: リチウムイオン電池の開発
インパクト: リチウムイオン電池は、モバイル機器や電気車の普及に不可欠な技術となり、持続可能なエネルギー蓄積の可能性を広げました。

2018年:
受賞者: フランセス・H・アーノルド、ジョージ・P・スミス、シリウス・ウィンター
受賞理由: 酵素の指向的進化とファージディスプレイによるペプチドや抗体の高感度なスクリーニング法の開発
インパクト: これらの技術は、新薬や生物燃料の開発を加速させ、持続可能な化学の新しい方法論を提供しました。

2017年:
受賞者: ジャック・デュボシェ、ヨアヒム・フランク、リチャード・ヘンダーソン
受賞理由: クリオ電子顕微鏡法の開発
インパクト: 生物学的マクロ分子の高解像度の構造を可視化することが可能となり、生命科学の研究が大きく進展しました。

2016年:
受賞者: ジャン=ピエール・ソヴァージュ、フレザー・ストッダート、ベルナード・L・フェリンガ
受賞理由: 分子マシンの設計と合成
インパクト: 分子レベルでの機械的動作を利用した新しい化学材料やシステムの開発が進展し、ナノテクノロジー分野の発展を促しました。

2015年:
受賞者: トーマス・リンダール、ポール・L・モドリッチ、アジズ・サンジャール
受賞理由: DNA修復のメカニズムに関する分子レベルでのメカニスティック研究
インパクト: これらの研究は、ゲノムの安定性や発がんプロセスの理解を深める上で不可欠であり、新しい治療法の開発に寄与しています。

2014年:
受賞者: エリック・ベツィグ、ステファン・W・ヘル、ウィリアム・E・モーナー
受賞理由: 超解像蛍光顕微鏡の開発
インパクト: 従来の顕微鏡技術の解像度の限界を破り、生物学的プロセスを細胞内の分子レベルで観察することが可能となりました。

2013年:
受賞者: マーチン・カープラス、マイケル・レヴィット、アリエ・ワーシェル
受賞理由: 多原子系の化学反応における分子の動きの多体システムのシミュレーションの発展
インパクト: コンピュータを使用した化学反応のシミュレーション技術は、複雑な化学的プロセスの詳細な理解を可能にしました。

2012年:
受賞者: ロバート・L・レフコウィッツ、ブライアン・K・コビルカ
受賞理由: Gタンパク質共役型受容体の構造と機能に関する研究
インパクト: この受容体は多くの薬物の標的となっており、医薬品設計の理解と進化に大きく寄与しています。

2011年:
受賞者: ダン・シェヒトマン
受賞理由: キラル相の準結晶の発見
インパクト: 準結晶は、物質の固体の状態の理解に新しい章をもたらし、新しい材料の開発に道を開きました。

2010年:
受賞者: リチャード・F・ヘック、エイイチ・ネガイシ、アキラ・鈴木
受賞理由: パラジウムを触媒とする有機合成反応の開発
インパクト: 高度な化学物質の合成の可能性を飛躍的に高め、医学、エレクトロニクス、農業分野でも応用されている。

2009年:
受賞者: ヴェネカトラマン・ラマクリシュナン、トーマス・A・シュタイツ、アダ・ヨナス
受賞理由: リボソームの構造と機能に関する研究
インパクト: リボソームの詳細な構造と機能の理解は、新しい抗生物質の開発に向けた道を示しました。

2008年:
受賞者: オサム・シネカ、マーチン・チャルフィー、ロジャー・Y・ツィエン
受賞理由: 緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生物学的プロセスの可視化への応用
インパクト: GFPを利用した技術は、生物学的プロセスや細胞内での分子動態をリアルタイムで観察するための強力なツールとして広く用いられています。

2007年:
受賞者: ゲルハルト・エルト、クルト・ヴュトリヒ
受賞理由: ケモセンサーシステムの研究における分子レベルのプロセスの詳細な解明
インパクト: これらの研究は、細胞が化学的な信号をどのように感知し応答するかの基本的な理解を進めました。

2006年:
受賞者: ロジャー・D・コーンバーコウ、アンドリュー・Z・ファイヤー
受賞理由: RNA干渉による遺伝子の機能の無効化の発見
インパクト: RNA干渉技術は、遺伝子の機能を特異的に無効化する方法として、疾患治療や基礎研究に革命をもたらしました。

2005年:
受賞者: イヴ・ショー、ロバート・H・グラブ
受賞理由: メタロ有機化学における化学反応の開発
インパクト: これらの反応は、有機合成における新しいアプローチとして広く受け入れられ、多くの薬物や高機能材料の製造に使用されています。

2004年:
受賞者: アーロン・チカノヴァー、アブラム・ヘーシュコ、アーヴィン・ローズ
受賞理由: タンパク質分解の細胞内プロセスの発見
インパクト: タンパク質の品質管理や細胞の生命維持に関連する基本的なメカニズムの理解が進みました。

2003年:
受賞者: ピーター・アグレ、ロデリック・マッキノン
受賞理由: セルの膜を通過する水チャネルとイオンチャネルの構造と機能に関する研究
インパクト: これらの研究は、細胞の通信や生命維持機能に関する理解を深める上で重要でした。

2002年:
受賞者: ジョン・B・フェン、田中耕一、カート・ヴュトリヒ
受賞理由: 生物有機分子の質量分析法とタンパク質の構造解析に関する方法の開発
インパクト: 生命科学におけるタンパク質の解析技術の飛躍的な進展がありました。

2001年:
受賞者: ベンジャミン・リスト(マックスプランク石炭研究所/北大ICReDD)、デヴィッド・マクミラン(プリンストン大学)
受賞理由: キラル触媒による非常に選択的な合成反応の研究(不斉有機触媒の開発)
インパクト: キラル分子の選択的合成は、医薬品製造や有機合成化学に革命をもたらしました。

2000年:
受賞者: アラン・J・ヘーガー、アラン・G・マッディアックス、白川英樹
受賞理由: 電気伝導性高分子の発見と開発
インパクト: 電気伝導性高分子の研究は、新しい材料の開発や電子デバイスの進化に寄与しました。

1999年:
受賞者: アーメド・ザウェイル
受賞理由: 化学反応の極端な速度での観察技術の開発
インパクト: ザウェイルの研究は、化学反応の詳細なメカニズムを解明する手法として、ファムト秒スペクトロスコピーの開発に革命をもたらしました。

1998年:
受賞者: ウォルター・コン、ジョン・パード
受賞理由: 生物分子の立体構造の解明に関する方法の開発
インパクト: これらの技術は、タンパク質や核酸の構造生物学の基盤を形成し、医薬品設計の進歩にも寄与しました。

1997年:
受賞者: ポール・D・ボイヤー、ジョン・E・ウォーカー、ジェンス・クリスチャン・スケウ
受賞理由: ATP合成酵素の機能的な側面の解明
インパクト: ATP合成酵素の働きは、生命のエネルギー供給の中心的な役割を果たし、その詳細な機能の理解は生物学の基本的な問題に寄与しました。

1996年:
受賞者: ロバート・カール、リチャード・スマーリー、ハロルド・クロト
受賞理由: フラーレンの発見
インパクト: フラーレンとその関連するカーボンナノ構造は、新しい材料科学の研究分野を開拓しました。

1995年:
受賞者: ポール・J・クルート、マリオ・J・モリーナ、フランク・シェリウッド・ローランド
受賞理由: 大気中のオゾン層を破壊する物質の化学に関する研究
インパクト: この発見は、オゾン層の破壊とそれに関連する環境問題に対する認識を高め、国際的な協力を促進しました。

1994年:
受賞者: ジョージ・オラー
受賞理由: 炭素原子間の結合を構築する有機化学反応の選択的で立体特異的な触媒としての使用に関する研究
インパクト: オラーの研究は、有機化学合成の選択性と効率を向上させる新しい手法を提供しました。

1993年:
受賞者: キャリー・マリス、マイケル・スミス
受賞理由: ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR)、およびDNAの指定された塩基を特異的に変更する方法の発展
インパクト: PCRは分子生物学の研究や医療診断において革命的な技術となり、DNAの特異的な修正も遺伝子工学の進展に寄与しました。

1992年:
受賞者: ルドルフ・マーカス
受賞理由: 電子移動反応に関する理論の発展
インパクト: マーカスの理論は化学反応の速度や機構を理解するための基礎を提供しました。

1991年:
受賞者: リチャード・R・シュロック
受賞理由: 高分子の合成方法の開発
インパクト: シュロックの研究は、新しいプラスチックや高分子材料の製造技術の進歩に寄与しました。

1990年:
受賞者: エリアス・ジェイムズ・コーリー
受賞理由: オーガニック合成理論の発展
インパクト: コーリーの理論は、有機合成化学の多くの複雑な化合物の合成における計画と方法の発展を促進しました。